愛犬を見ているといつも思います。
私も犬として生まれたかったなあと。
健気にしっぽを振って喜ぶ姿を見て,可愛いと感じます。
なでられて気持ちよさそうにしている姿を見て,羨ましいと感じます。
犬として生まれたら,もっといろんな人の役に立てたのではないだろうか。
愛情を振りまくことが出来たのではないだろうか。
今,人として生きている私は,無力さや限界を強く感じています。
犬も本当は大変なのかもしれません。
言葉を持っていないことを苦痛に思っているのかもしれません。
人の生活に合わせて暮らしていることを窮屈に思っているのかもしれません。
でも,私には羨ましく見えてしまいます。
いろんな概念の存在しない世界で,私も生きたかったです。
こんなことを思うのは,私がまだ,人として未熟だからでしょうか。
大学生で,時間を持て余しているからでしょうか。
いろんなことに悩んでいても,それでもまた明日は来ます。